雲の見える海で

てまりという一人のオタクの備忘録。けもフレが多め。「とよはた雲」というサークルがあるとかないとか。

ダイパのリメイクは出ない

今日はポケモンの新作発表会があった。

実は先週にもあったのだが、その場で来週にもうひとつお知らせがあると発表され、みんなじらされて待っていたのだ。

 

みんなは何を期待していたんだろうか。

私は「ポケットモンスター ダイヤモンドパール(+プラチナ)」のswitch版リメイクを期待していた。

その期待は少なからぬ人が抱いていたようで、今日は朝からツイッターのトレンドに「ダイパリメイク」という言葉が入るほど、期待の盛り上がりをみせていた。

 

今夜公表された、新しいポケモンのゲームはこれである。

【公式】『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』初公開PV 


【公式】『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』初公開PV

 

ポケモンを使ったオンラインチームバトル? のようなゲームであることが見受けられる。

配信内では、ゲストとしてタレントやYoutuberが参加してプレイ実況をしており、チームで遊ぶ形式のものであるという印象を受けた。

(非常にYoutuberウケしそうだなという眺めだった)

 

ダイパのリメイクを期待していた身としては、予想の大外れも大外れ、しかも「一人でこつこつポケモンをあつめ、マップをクリアしていく」というプレイスタイルからは対極にある、オンラインチームバトルのゲームだった。

 

 

どうして株式会社ポケモンは、ダイパのリメイクではなく、新しいチームバトルのゲームを出すのだろうか? 適当に考えてみる。

 

ひとつは、「このスタイルが2020年のスタンダードな(よく売れる)スタイルのゲームだ」ということかもしれない。

今や、「ゲームをする」という行為は一人で家に引きこもって完結するものではなくなった。

私自身はあまりゲームはしないのだが、友人の様子では、プレイ動画をスクショしてtwitterに上げる、discordでボイチャしながら大乱闘をする。それぞれの家からつないでFPSに興じる…等、「つながっている時間を過ごす」ことがゲームの楽しみのひとつになっているようだ。

その楽しみを最大化するなら、それが「同時接続のオンラインバトル」を導くのは自然な流れなのではないか。

 

もうひとつは、「日本のガチ勢、ポケモン廃人にセールスしても儲けが出ない」ということなのではないか。

ポケモンがPokemonになったように、私たちが子供時代に熱中した「ポケモン」は今や世界を相手に勝負するコンテンツである。

それ自体は誇らしいことだ。

しかし、規模が大きくなったということは、それだけマスな顧客層を相手にしなければならないということと同義である。

日本にポケモン厳選までするようなガチ勢が10万人いたとして、一方世界中にライトにポケモンを遊びたい人間が1000万人いたとしたら、誰が考えても、1000万人を相手に商売をするべきということになる。

 

 

私が考えられた理由は二つだけだ。しかもこの二つも、特に冷静な考察に裏打ちされたわけではない。

オタクのたわ言だ。

 

何か思う人は、好きに反駁するべきだと思う。読む自由も、書く自由も、あなたのものだ。

迷惑をかけない限りにおいて。

 

正直な胸の内を明かせば、ダイヤモンドパールのリメイクが欲しかった。

私が小学生の頃、ダイヤモンドパールが出た。

友達がその世代のポケモン一覧の下敷きを持っており、私は彼の隣の席からそれを眺めていた。

スポーツ少年団の遠征の帰り、友達がDSでディアルガを捕まえているのをのぞき込んでいた。

 

ちなみにこれは最近ハマったギラティナ戦のBGM

(ピアノでこれを弾いている人がいるらしい。何者??)


【ポケットモンスターPt】ギラティナ戦BGM 【30分耐久】

 

私の家は、テレビゲーム・携帯ゲームを買い与えない家庭だった。

今私はnintendo switchを持っている。

大人になってからテレビゲームを買ったが、どうやって熱中するのか、私にはまだよく分からない。

Let's go ピカチュウを買ったが、途中で止まったまま積んでしまっている。

ダイパのリメイクは出ない。

 

子どものときゲームができなかったこと、映画でしかポケモンを知らなかったことについて、またいつか稿を改めて書こうと思う。

映画全通しているわけではもちろんないが、好きなのは「ミュウツーの逆襲」だ。