学生生活を閉めるにあたり
今日は2021年の3月31日。明日から社会人です。
思えば、今までずっと、その時々の自分にうすぼんやりとした不満を抱きながら、「大学生になったら変わるだろう」「大学院生になったら変わるだろう」と、未来の自分にあらぬ妄想を抱いていたように思います。
例えば、2年前の今頃は、大学院生になったら服装にお金をかけるようになるだろう、なんて思っていました。結果は散々なもので、今も2年前と同じズボンを履いていたりします。研究室の同期には「物持ちがいい」なんて言われましたが、まぁ……
今だって、「社会人になったら身だしなみを気にするだろう」「社会人になったら漫画を描くだろう」なんて思っています。そんなことないのにね。
自分が自分である以上、この生き方に劇的な変化が、一瞬で起こることは、もうないのでしょう。漫画を描くのも、おしゃれをするのも、「そういう人間になりたかった」という、ぼんやりとした憧れのまま、それを実現できない凡庸な大人として、年を重ねていくんじゃないでしょうか。
引っ越してはや5日ほど。絵は一枚も描いていません。きっとこのまま漫画を描かない大人になっていくんでしょう。ただ「漫画を描いている人になりたい」という思いを抱えたままで。これじゃあ立派なコンプレックスだ。
漫画、どうやったらかけるんでしょうね。
当面の目標は、朝起きられるようになること、遅刻しないことです。
ではまた。